キーゾンWEBの登録方法やグラフや項目の説明は別記事でさせていただきました。
まだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
ここでは、グラフの見方や、どのようなグラフの場合仕入れていいのかなどのご説明をさせていただきます。
グラフの見方や仕入れ判断を誤った場合、赤字となってしまう可能性がありますので、しっかりと学び実践していきましょう。
販売個数
1月にどれくらい売れているか、2か月前や3か月前はどれくらい売れていたのかを
確認することができます。


この商品は直近の1ヶ月で27個売れていて、2か月前は23個、3か月前は32個
売れているということがわかります。
3ヶ月間の平均売り上げ個数は27個で合計個数が82個となります。
<注意>
これはあくまで1回の注文で1つ購入されたという前提です。
例えば今回の商品の場合、1ヶ月で27回注文されていますがそれぞれ2個ずつ購入されていたとしても、表記は27のままということになります。
表示フィルター


こちらのフィルターでは、
1つ目のブロックで
「Amazon」「新品」「中古」「コレクター」のどれを表示させるかを選択します。(複数可)
今回の商品の場合、すべて選択してあるためすべて表示されています。
(ランキングはコンディション別に分かれていませんので変化しません)
2つ目のブロックで
「平均」と「上下拡大」を選択できます。
グラフの変化を著しく表示したい場合は「上下拡大」をクリックし選択します。(複数可)
「平均」は選択してもしなくても変化ありません。
3つ目のブロックで
「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」を選択できます。(複数不可)
最近の1ヶ月のみグラフの変化を確認したいときは「1ヶ月」を選択し、1年を通してのグラフの変化を確認したいときは「12ヶ月」を選択します。
初期状態では「3ヶ月」となっていますが、特に変える必要はないでしょう。
価格推移


対象の商品がこれまでどのような価格推移で販売されてきたのかを確認できます。
しかし、これはすべて最安値価格の表示となります。
濃い緑色が「Amazon」(こちらの商品ではAmazonは販売しておりません)
黄緑色が「新品」、オレンジ色が「中古」のグラフとなっております。
出品者数


商品の出品者数を確認することができます。
出品者数が200人など多すぎると、ご自身の出品した商品が売れるまでに時間がかかったり、値崩れが起きやすいため気を付けましょう。
下のグラフのように徐々に出品者数が増えている商品は要注意です。

出品者数が増えると需要より供給のほうが多くなり、値崩れが起きてしまう場合がございます。
出品者数の多くなってきている商品を仕入れる際はすぐに売り切れる量にするなど、
値崩れする前に販売しましょう。
<補足>

こちらのグラフのようにずっと1人の出品者が出している商品などは、
出品すると知的財産権の侵害となってしまう可能性がありますのでご注意ください。
ランキング


ランキングは仕入れの判断をするうえで一番重要な指標になってきます。
上下にグラフがギザギザなっていますが、
これは下に折れているタイミングで売れていることを示します。
つまり、このギザギザが多ければ多いほど回転が良い商品(売れている商品)ということになります。
例えば、下のグラフは3ヶ月で4回しか下に折れていないですよね?

3ヶ月で4回ということは1ヶ月に約1つしか売れていませんので、
売れるまでに出品者が増えたり値崩れする可能性もあります。
私の場合このような商品の仕入れはあまりしておりません。
例外として、もしこの商品が1万円の商品で1000円で仕入れることができるなど販売予定額と仕入れ額に莫大な価格差があったとしたら購入することもあります。
ランキング・価格詳細履歴

ランキングの詳細はキーゾンWEBの下にある表で確認することができます。
見方について上の表を参考に詳しく説明していきます。
注文されたタイミング
まず「順位」の項目を見ていきます。
20/09/29 03時 と 20/09/29 21時 を比較してみてください。
20/09/29 03時 に数字が減っていますよね?
これは20/09/29 21時 と比べてランキングが良くなったことを示しています。
つまり、このタイミングで商品が注文されているということです。
売れた商品は「新品」か「中古」か
先ほど売れたタイミングについてはご説明いたしました。
ですが、それだけでは「新品」が売れたのか「中古」が売れたのか判断できません。
1ヶ月に10個売れているけど、そのうち2個が「新品」、8個は「中古」ということもありえます。
そのような商品を10個とも「新品」売れていると勘違いし、新品を10個商仕入れた場合
1ヶ月2つずつ売れたとして5ヶ月後にしか売り終わらなくなることになってしまいます。
それだとキャッシュフローも悪いし、5ヶ月の間に値崩れする可能性も出てきます。
そのため「新品」が売れているのか、「中古」が売れているのか判断する必要があります。
そこで注目するべきなのが中古の「出品者数」です。
表では「[中]数」と書かれているのが中古の出品者数のことです。

中古の商品は同じ商品でも、1つは傷が多かったり付属品が足りないけど、もう一つは付属品もそろっていてきれいな状態など、それぞれで状態に違いがあります。
つまり、1人の出品者が同じ商品を同じコンディションで複数持っていることは考えにくいのです。
そのため、中古の商品が売れた場合、出品者数も減ることになります。
今回の場合、20/09/29 21時の中古出品者は2人、20/09/29 03時の中古出品者も2人なので、
新品が売れたという判断ができます。
もし、20/09/29 21時 時点では2人なのに20/09/29 03時に中古出品者が1人になっていた場合は
中古が売れたということになります。
<注意>
あくまでこれはランキングが良くなった場合の話です。
ランキングが変化なしまたは悪くなっているのに中古の出品者数が減っているという場合は、
ただ出品者が出品を取り下げているだけですのでご注意ください。

【実践】実際に仕入れ判断をしていこう
最初のうちは仕入れ判断が難しいものです。
グラフの見方に慣れていき、瞬時に判断できるようになりましょう。
値上がり商品1
こちらの商品を見ていきましょう。(わかりやすいように新品のみ表示させております。)

こちらの商品は7月のはじめは4218円だったのですが、9月後半は8150円になっています。
この商品をネットや店舗で5000円で販売されていました。
はたしてこの商品は仕入れて良いでしょうか?
ちなみに8150円でFBA販売した場合の入金額は6831円、
4218円でFBA販売した場合の入金額は3292円となります。
<正解>
こちらの商品は仕入れてOKです。
月に約100個売れており、回転もよく、現在価格で販売した場合十分利益も取れます。
値段が上がり始めてから1ヶ月以上たっても価格が落ちてきていませんので、仕入れてから販売するまでに急に値下がりすることは考えにくいです。
ですが、急にAmazonが販売し始めたりすることで急に相場の4218円前後に戻る可能性もあります。
値上がりしている商品は相場価格に戻るかもしれないということを頭の中に入れたうえで仕入れ判断をしていきましょう。
値上がり商品2
次はこちらの商品を見ていきましょう。

最近まで4775円で販売されていた商品が現在6193円になっております。
6193円に上がったタイミングは3日前です。
この商品が店舗やネットで4000円で販売されていました。
はたしてこの商品は仕入れて良いでしょうか?
6193円でFBA出品をした場合の入金額は5076円、
4775円でFBA出品をした場合の入金額は3800円です。
<正解>
こちらの商品は仕入れてはいけません(厳密にいうと仕入れるのは危険です)

ランキング・価格詳細履歴を確認すると、たしかに値段が上がってから2回ほど売れている実績はあるものの、値段が上がってから時間があまり経過していないため、価格が相場に戻る可能性が非常に高いです。
価格が急に上がったものは、一時的であり、
すぐにまた元に戻る可能性があることを頭に入れておいてください。
もちろん、2回ほど売れている実績があるため、この価格で売れないというわけではありません。
そのため仕入れて価格が戻る前に売り切ってしまうという判断をする人もいるかもしれません。
ですが、私としては一瞬の間で売り切って出る利益にかけるより、価格が戻り赤字になる可能性のほうが高いため仕入れないと判断するほうが妥当であると考えております。
値上がり商品3
こちらの商品を見ていきましょう。

7月はじめは1660円でしたが、8月は2580円、9月末には4292円で出品されています。
回転は良くないですがグラフを見る限り3ヶ月に8回ほどは売れていて、現在の価格になってから1ヶ月以上経過します。
この商品をネットや店舗で2000円で販売していました。
はたしてこの商品は仕入れて良いでしょうか?
<正解>
この商品は仕入れてはいけません。
価格推移とランキングのグラフを同時に見てください。

9/3に4200円まで値上がりしていますが、
それ以降一度もランキングが折れていません(ギザギザしていません)。
つまり4200円では売れないということです。
8月になり価格が2580円になってからも1度しか売れていないため、
2580円で販売してもなかなか売れないでしょう。
値上がりしている商品を見るときは、その価格になってから売れているかの確認(ランキングの確認)
が必ず必要です。
回転の悪い商品
つづいてこちらの商品を見てください。

現在20800円で出品されており、価格推移は一定です。
こちらの商品が7000円で販売されていました。
はたしてこの商品は仕入れて良いでしょうか?
<正解>
こちらの商品は仕入れてはいけません。
ランキングを見ると1回もギザギザしていないので1度も売れていないことになります。
少し値段を下げれば売れるだろうと思うかもしれませんが、
そもそもこちらの商品の相場が1000円程度で、それを20800円で売っているという場合もあり、
7000円で仕入れることができても利益を出せるかわからない状況です。
せどりをやる上で極力賭けにでることはやめた方が良いです。
自社ブランドの販売等でない限り販売実績がない商品は
いくら安くで仕入れことができても仕入れないようにしましょう!
<補足>
Amazonでの販売実績がない場合でもメルカリやヤフオクでは取引がされている可能性があります。
明らかに安いなと思った商品はAmazonだけではなく
メルカリやヤフオクでもチェックしておきましょう。
まとめ
キーゾンWEBのグラフの見方はだいたいわかりましたでしょうか。
基本的に、利益率よりもキャッシュフローを重視したほうが良いです。
もちろん赤字になってしまっては元も子もありませんが、回転の悪い高利益率の商品を仕入れるより、
回転の良い低利益率の商品を仕入れていく方をお勧めします。
クレジットカードで仕入れる場合、請求日までに必ず売り切ってしまわなければありません。
1ヶ月以内に売り切れる商品数を仕入れていくことで、キャッシュフローをよくし、
カードの請求に怯えるなんてこともなくしていきましょう。
・値上がりした商品はすぐに相場に戻ると思っておこう
・その価格で売れているか必ずランキングを見て確認しよう
・1ヶ月以内に売り切れる量を購入しよう
これだけ頭においてグラフを確認するようにしてみてください。
■コンサルグループ
『DECOUP』
■私が利用しているツール
REAPER
Keepa一括登録ツール(現在30日間無料モニター募集中)
Rakukari
Price2alert一括登録ツール(楽天刈り取り用ツール)
■その他にも情報発信をしていますのでチェックしてみてください。
LINE
Amazon刈り取りに関する情報発信や刈り取り商品のリアルタイム配信
Youtube
noteやブログで発信したノウハウを動画でもわかりやすく説明しています。